手間ひまかけて
2009.08.31 Monday
先日、友人のグラフィクデザイナーとビールを飲みながら、
お互いどうして今の道を選んだかという話になりました。
デザイナーの彼は、絵を描くことも好きだったのですが、手間ひまがかかるのを嫌って、最終的にデザインの道を選んだという。
実は、僕の知る限りそういったデザイナーが多い。
学生時代は絵を描くことが好きでグラフィックの道に入ったのだけれど、デザイン現場で働いているうちに、絵を描く根気がなくなってしまうというパターン。
明らかにデジタル時代の影響がそこにある。
絵を描くことは、道具がデジタル化してもアナログ的手作業であることに今だ変わりはない。絵にもよるけど、かかる時間も大差ない。そこらへんはデザインの現場が激変したのと大違い。
デジタルでお手軽に描ける絵に、イラストレーターの将来はないと思う。
だからこそ、手間ひまかけた絵を描きたい。
