グラデーションに思う

今だったら、Photoshopのグラデーションツール一発で出来るグラデーション。
僕の学生の頃は、B1サイズ画面一杯のグラデを作るのにはテクニックがいるので、きれいなグラデを描いてくる奴がいると、みんなに尊敬の眼差しで見られたものだ。
今でも絵具を使って「見事なグラデーション」を施すのは、僕には難しいスキルの1つだと思う。

単純殺風景な背景処理をなんとかすべく、グラデはよく使われるものだが、どっこいグラデは奥が深い。

絵の初心者がよくやる「単色のグラデ」はグラデではなく、ただの濃淡・明暗。
グラデは、複数の色相があってこそ初めて真価を発揮するもので、最低でも3・4色は使いたい。
ただ、隣り合う色同士の色相選びに気を付けないとヤバい。
同色系統の色のグラデは安定性があってきれいだが、逆に面白みがないし緊張感がない。
補色同士のグラデでは、中間の彩度が落ちてグレーゾーンが発生してしまう。
これが厄介で、本来華やかに作品を演出するはずのグラデが、逆に薄暗くみすぼらしく見える原因になってしまう。
モチーフを生かす、明度の加減もまた難しい。
単純なグラデであるならば、ベタ面の方が明るく見えるし、モチーフも立つ。

グラデーション1単純なグラデーションならば、
モチーフの色との兼ね合いで、
グラデーション2ベタ面の方が明るく見えるし、
インパクトもある!









僕も良くグラデを利用するが、作品の善し悪しを決める要素のひとつになるので、いつもメチャクチャ神経質になる。
2009.10.02 Friday 11:47 | 細かすぎるスキルの話 | comments(0) | trackbacks(0)

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